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| ピピの解説、今見ているのはテレパシー送受信機だよ。地球人はテレパシーは 退化したらしいけど火星人は使えます。でも感情が落ち着いているときはいいけど あせっているとき、急いでいるときはうまくいかないの。だから会話もします。 そうそう、地球の映像を見ているとテレパシー装置と違うそうだけどもこのテレパシー 装置は離れた人とか、大勢の人にテレパシーで意思を送る装置なの。この機械を 使わないとあまり遠くにテレパシーはとどかないの。でもねこの装置、不思議なことに 地球の電波をひろうのです。なぜかって？不思議ー、それもね家だけなの、 よその子の家のこのテレパシー装置はこんなことないの、うーん、不思議。 |
| 第２話 地球との接点  |
| これからは、ぼくピピが説明しまーす。火星ではご飯はこのカタカタ君で 作ってもらいまーす。なんでカタカタ君なのか？それは食事が出てくる 時にカタカタとするのでカタカタ君でーす。それはぼくが名づけました。 本当の名前は、えーと、わかりません。エへへ。ちなみにこのカタカタ君は すぐれもので地下水と地下のパイプから送られてくる鉱物元素、などから 太陽の光を取り入れたりでえーと、食べ物に代えてしまうのだそうです。 |
そういうことが難しいところでね、人間は生きるスペースとか、環境とかで
いろいろと考えはぐくむ動物だからね、簡単にはいえないのよ、
でもね、そうしたことを良識をもとにお互いを尊重しあい、共に生存を目指さないと
結局は敵対からは武器だけが進化して殺伐とした世界へ向かう、それが
生物が生きる上での問題であり、解決するのが進化であり、地球はその
途中にあるのよ、
そしてロレンスの箱舟は海水とともに火星の外に飛び出したそうな
そして宇宙を漂ったロレンスと海水は偶然にも地球に遭遇した。
そして地球の引力に引かれて地球に降り注いだそうな、
それでロレンスは助かり、地球にとっては大変な事態となり、その
圧力で地軸が変わり、多くの生き物たちも命を失い、いろいろな惑星
の中でも異常に海水の多い惑星になったとのことだよ、
すごーい
優れた透視もできるエスパーでもあったロレンスは巨大
噴火が火星の地軸を変えるほどの異変を起したことに
気づき、やがて大津波が起きることを予測した。
そこでバリアで守れる都市以外の生き物を保護するために
大きな箱舟をロレンスの一族で作り、多くの動物たちと
ロレンスの一族が乗り込んで大津波に備えた。
| ぼくのルルお姉ちゃんとても地球の映像を見る時間が長いの、 ぼくは地球の映像はあまり見ないの、なぜかって、それはね、 とても戦争とか暴力とかとても醜く見えるの、でもね、お姉ちゃんは よく見ているの。あんなに乱暴な映像ばかり見ていると乱暴な気持ちに マヒして、乱暴が乱暴に感じることが知らない間になったら大変と ぼくはこわいの、でもね、お姉ちゃんにはいえないの、それはね、 お姉ちゃんの３っのパターン！その一、地球の映像を見ている時の お姉ちゃんは真剣そのものでとてもこえかけられないの、 パターンその二、おばさんから地球とのお話を聞いているとき お姉ちゃんはとても夢みているみたいに真剣で幸せそうに見えるの、 だからそういう時はぼくも興味がなくてもあるふりして一生懸命 きいてるの、パターンその三、そのどちらでもないとき、お姉ちゃんは 暗く思い込んだようになるの、それが可愛そうでとてもつらいの。 |
| ああ、そういってる間にお姉ちゃんたら、おばさんにまた、地球との お話を聞きはじめた。しかたないからさっきいったように、僕も いっしょにお話を聞いてあげるの、(やさしい弟、なーちゃってえへへ） |
おばさま、地球人は火星人の子孫と言っていたことがあったよね、
そうだよ、でも遠い昔のことだよ、そう今の地球のように物質文明が
現れる遥か以前の地球には精神文明があってね、人が輪になって
一人がその輪の中で皆の意志をまとめて宇宙に向かってテレパシー
エネルギーを放出していたのさ、それに対して火星人も輪になって
テレパシーエネルギーで交信に答えていたのさ、
すごい、うん、すごいねお姉ちゃん。
でもね、そうした強力なテレパシーエネルギー人間としての構造の
基礎も同化したようでね、地球人の体内時計は火星人みたくなった
ようだね、
それでは、おばさま、火星人は直接に地球に行った人はいないの？
でもね、その異変はロレンスの想像以上でね、もともと引力
が小さい火星では海水の移動を止めるだけの力はなくてね、
それでついには火星の外へと海水が飛び出たのだよ、
それからは海水のない星になったそうな、
いやいや、それがいたんなね、それは、今の火星になる前の
こと、まだ今の地球のように火星に緑と海があったころ、ロレンス
という人がいたそうな、
そのロレンスという人が住んでいた時代に
太古の時代より続いていた大火山が大噴火
の後、一切の活動が止み、何年もの沈黙に
ロレンスは地軸の異変を感じた。
そうしたことがあったので火星では地球人は火星人の子孫と
の見方をしたことがあるのだよ、
ふーん、ならどうして火星人は争うことを避けるのに、なぜ地球人は
争いをやめないの？
| そうそう、家にはお父さん、お母さんはお仕事でぼくが小さいころに出かけて いませんが、姉ちゃんの他におばさんがいます。友達の家もどこもそうだけど 子供だけの家には年の多い大人が必ず居てくれてます。安心 |
お姉ちゃん、地球の食事ってすごい種類があるんだね、
びっくりしてしまう。
そうね、すごいね、どうしてこんなに火星と違うのかしら？
それはね、地球の文明は火星の文明ほど進化していないかだよ、
人類の進化には効率の進化も進むものでね、自然環境に
多く依存しないことも大切なんだよ、自然環境を破壊したいため
にもね、